ヤスリでの整え方

なぜ爪切りは爪によくないの?

私のネイルサロンでも「爪切りは爪によくないんですよ」と、説明すると「?」というお顔をなさるお客様は少なくありません。
それはそうですよね。
子どもの頃から当たり前のように爪を切る道具として使用してきたのに、それが爪によくなかったなんて急にいわれても、とまどって当然です。

もし、今、手元に爪切りがあったらちょっと見てみてください。
爪切りの切断部分はまっすぐになっていつことがわかると思います。
一方、爪を正面から見てみるとアーチ状になっていますが、そのようにカーブを描いているものをまっすぐな刃物で切ろうというのですから、当然相当な負荷がかかります。

爪の構造は薄い層がミルフィーユのように何重にも重なっています。
爪切りの衝撃は、この層をずらす原因になるといわれています。
層がずれることによって二枚爪などを引き起こしてしまうのです。

ネイルサロンでは当然のことながら、ヤスリで爪を整えます。
セルフケアまでヤスリというのはなかなか難しいかもしれませんが、できれば日常的なケアでも気をつけてもらえると、爪の美しさは格段にアップします。
必要な道具もそう高価ではありませんし、最近ではドラッグストアでも販売しているので、ぜひチャレンジしてもらえればと思います。

ヤスリの正しい使い方

まず「ネイルファイル」と呼ばれる爪ヤスリを用意します。
爪におよそ45度をキープしながらネイルファイルをあてます。
そして、一定方向に動かしながら少しずつ爪を削っていきます。

この時、ノコギリのように動かさないことが最大のポイントです。
かならず爪の端から中央に向かって一定の方向で動かすようにするのです。
ギザギザと動かすとかえって爪を痛めてしまうので注意しましょう。

そのようにしていくと、最後はサイドが残り気味になると思います。
サイドも約45度にヤスリをあてて、少しずつ削っていきます。
サイドをどのようなかたちにするかによって、爪の印象はかなり変わってきます。

たとえば、両サイドと中央の高低差があまりない「ラウンド」。
ナチュラルなイメージにしたい人におすすめです。
爪が小さい人でもエレガントな印象の爪にすることができます。

逆に両サイドから中央にかけて高低差をつけて丸みをもたせているのが「オーバル」です。
指先を長く見せることができます。
女性らしい指先を演出したい人に向いています。

「オバール」の角をさらに削って、先端を尖らせているかたちを「ポイント」といいます。
強度が弱くなるのでポリッシュではできませんが、ジェルネイルならば大丈夫です。
モードな爪先でキメたい人におすすめです。

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